ремень и шкив

 
 構造
 
 機構

溝幅が軸方向に自由に変化できる一対のプーリーと、スチールのコマを間断なく連ね両側に多層のスチールリングでガイドされたスチールベルトにより構成されている。 スチールベルトとプーリーの巻付半径により、ローの状態(変速比2.561)からオーバードライブの状態(変速比0.427)まで連続的無段階に変化し、この溝幅はプライマリープーリー及びセカンダリープーリーの油圧によりコントロールされている。
 
 スチールベルト

約400個のスチールのコマと12枚重ねのスチールリング2本で構成されている。このスチールベルトの特徴は、ゴムベルト等が引っ張り作用で動力を伝達するのに対して、スチールのコマの圧縮作用によって動力伝達が行われる。 スチールのコマが動力伝達を行うには、プーリーの斜面との間に摩擦力が必要となり、次のようなメカニズムで発生する。 セカンダリープーリーに油圧が作用しコマを挟む。→コマが外側へ押し広げられる。→スチールリングがふんばる。→スチールリングに張力が発生する。→プライマリープーリー側のコマがプーリー間に挟まれる。→スチールベルトとプーリー間に摩擦力が発生する。 すなわち、圧縮により動力伝達を行うスチールのコマと、それに必要な摩擦力を維持するスチールリングが役割を分担している。このため、スチールリングの張力は、全体で分散して受け持たれ、かつ応力変動も少なく、耐久性に優れている。

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 プーリー

プライマリー、セカンダリープーリーとも11゜の傾斜面をもつ固定プーリーと可動プーリーにより構成され、可動プーリー側の背面に油圧室(プライマリー又はセカンダリーチャンバー)を持っている。可動プーリーは、ボールスプラインにより軸上をしゅう動でき、プーリーの溝幅を変える働きをしている。
エンジン負荷(アクセル開度)、プライマリープーリー回転数とセカンダリープーリー回転数(車速)を入力信号として、プライマリー、セカンダリープーリーの作動圧を変化させ、プーリーの溝幅を制御している。

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