Инспекция

 
 事故後の点検

事故後は、リトラクターを含んだシートベルトASSYを取り付ける全ての部位を点検する。また、シートベルトの取り付け部に損傷、ゆがみ等がないか点検する。衝突した場合、損傷がある場合や正常な作動をしない場合、日産は交換を奨めている。交換を怠った結果、事故の際に重大な人身的危害をもたらす可能性があるからである。
以下の場合はシートベルトを交換する:
  • シートベルトが損傷したとき。
  • シートベルト取り付け部が損傷したとき。(新しいシートベルトを取り付ける前に、取り付け部の損傷、ゆがみなどを点検する。)
  • 使用、未使用にかかわらず、エアバッグが展開した場合。
  • シートベルトが正常に作動しないとき。
 
 シートベルトリトラクターの車載上点検
 
 ELR機構及びALR機構

  • ELRは、急ブレーキなどの緊急時にリトラクターをロックさせ、ウエビングがそれ以上引き出せないようする機構である。
  • 3点式シートベルト(外側席)には、ALR(チャイルドシート固定機構)機構があり、チャイルドシートを取り付ける際に使用する。ALR機構は、ウエビングを完全に引き出すと機能し、ウエビングを少しずつ戻すと、特定の位置でロックして、ウエビングがそれ以上引き出せないようになる。ウエビングを全部巻き戻すと、ALR機構は解除される。
  • 点検には、静的点検と動的点検があり、リトラクターが正常に作動しているかは、以下の項目を行って判断する。
 
 ELR静的点検

ウエビングを前方向にすばやく引くと、リトラクターが ロックし、ウエビングが引き出せなくなることを確認する。
 
 ELR動的点検

■ 警告 ■
  • 他の車や障害になるものがなく、安全な広い場所で以下のテストを行うこと。
  • 舗装され、乾いている路面で行い、濡れている路面、舗装されていない路面や一般道路、高速道路などでは行わないこと(事故や人身事故につながる恐れがある)。
  • 運転手と機能をチェックするリトラクターの席に座った乗員は、リトラクターがロックされなかった場合を想定し、そのための準備をする。

    1.運転席及び他の乗員の席のシートベルトを締める。
    2.時速約16 kmで走行する。
    3.急停車を乗員に通知し、運転手及び他の乗員はリトラクターがロックしない場合を想定し、その為の準備をした上で、しっかりブレーキをかけ、急停車をする。
    4.停車している間、リトラクターがロックされ,ウエビングがそれ以上引き出せないことを確認する。リトラクターがロックしていなければ、リトラクターの単品点検をする。
 
 ALR静的点検

    1.「カチリ」と鳴るまでウエビングをリトラクターから全て引き出す。
    2.ウエビングを少しずつ戻したとき、「カチカチ」と作動音が聞こえるか。
    3.ウエビングを引き出そうとしたとき、ウエビングがロックされ、それ以上引き出せなくなるか。
    4.ウエビングを全て戻したとき、ALRモードが解除されるか。
 
 シートベルトリトラクターの単品点検

    1.シートベルトリトラクターを取り外す。
    2.図に示されるように、リトラクターをねじらないで、車載取付状態の位置からシートベルトリトラクターを傾け、ゆっくりとウエビングを引き出す。A:15°以下傾けた場合、ウエビングは引き出せる。
    PHIA0997J.JPG
    B:35°以上傾けた場合、ウエビングは引き出せない。
    • A、Bは傾き角度を示す。
    • :車両前方

  • 正常に作動しなければ、シートベルトASSYを交換する。