контроль
入力データ処理
外気温度補正- オートアンプは、外気センサーで検出した温度を外気温度として入力している。
- 外気センサーで検出した温度はエアコン制御用に補正を行う。
- キースイッチをOFFからONにしたときには、水温によって外気温データの初期値を使い分けている。低水温(約56°C未満)のときには外気センサーの検出温度をそのまま用いる。エンジン暖機後(約56°C以上)はメモリーデータ(キースイッチOFF直前の値)を用いる。
- 外気センサーの検出温度が約-20°C未満のとき外気温度の補正を行わない。
日射量補正- オートアンプは、日射センサーで検出した日射量を入力している。
- 日射センサーで検出した日射量はエアコン制御用に補正を行う。
- トンネルの出入り時などで、日射量が急激に変化した場合には、 オートアンプの認識日射量がゆっくり変化するように補正を行う。
室内温度補正- オートアンプは、内気センサーで検出した温度を室内温度として入力している。
- 内気センサーで検出した温度はエアコン制御用に補正を行う。
吸込温度補正- オートアンプは、吸込温度センサーで検出した温度をエバポレーター通過空気温度として入力している。
- 吸込温度センサーで検出した温度はエアコン制御用に補正を行う。
- オートアンプは、検出した吸込温度と認識吸込温度の差が大きいときには早く、差が小さくなるほどゆっくり認識吸込温度が変化するよう補正している。
設定温度補正オートアンプは、外気センサーで検出した外気温に応じて、温度調節ダイヤルにより設定した目標温度に対して乗員の体感温度に合わせるように補正を加え、車室内温度が常に最適となるように制御を行う。
吹出風温度制御キースイッチがONの状態では、エアコンの作動状態にかかわらず、オートアンプは常に温度の自動制御を行っている。
コントローラーの温度調節ダイヤルで目標温度を設定すると、オートアンプは設定温度補正を行い、各センサーからの信号をもとに演算処理を行い、目標エアミックスドア開度を決定する。
目標エアミックスドア開度及び現在のエアミックスドア開度をもとに、エアミックスドアを常に最適なエアミックスドア開度になるように制御する。なお、エアミックスドアは温度調節ダイヤルを左端(18°C)にしたときフルコールド位置に、右端(32°C)にしたときはフルホット位置に固定される。
風量制御風量は、ファンスイッチによる手動選択(1~7速)が優先される。また、AUTOを押した場合、又はOFF状態からDEFスイッチを押した場合はオートアンプによる自動制御となる。また、風量を上昇変化させるときには、ブロアファンモーターに加える電圧を1 V/秒の割合で変化させ、風量の急激な増加を防いでいる。
風量の制御には、手動制御、通常の自動風量制御に加え、起動風量制御、低水温起動風量制御、車室内高温時起動風量制御及びアクチュエーター作動時風量制御がある。
通常の自動風量制御コントローラーの温度調節ダイヤルで目標温度を設定すると、オートアンプは各センサーからの信号をもとに、演算処理を行い、目標風量を決定する。

オートアンプは、目標風量となるように、パワートランジスターへのゲート電圧を変化させて、風量を無段階に制御する。
吹出口がVENT又はB/Lの場合、日射量により最小風量が変化する。
オートアンプは、目標風量となるように、パワートランジスターへのゲート電圧を変化させて、風量を無段階に制御する。
吹出口がVENT又はB/Lの場合、日射量により最小風量が変化する。
| 日射量 | ||
| 少ない⇔多い | ||
| ブロアファンモーター電圧 | VENT、B/L時 | 約4~6.5 V |
| FOOT、D/F、DEF時 | 約4 V | |
起動風量制御風量の自動制御起動時は、ブロアファンモーターへ加える電圧を徐々に(約1 V/秒)増加させて、強風が急に吹き出すのを防止する。なお、風量がLOW(約3 V)からHI( 約13.5 V)になるまでの時間は約10.5秒である。

自動風量制御時に吹出口がB/L、FOOT、D/Fでエンジン冷却水温が約56°C以下の場合は、低水温起動風量制御となる。なお、吹出口がDEFのときは、起動風量制御は働かない。
自動風量制御時に吹出口がB/L、FOOT、D/Fでエンジン冷却水温が約56°C以下の場合は、低水温起動風量制御となる。なお、吹出口がDEFのときは、起動風量制御は働かない。
低水温起動風量制御風量の自動制御起動時で、吹出口がB/L、FOOT、D/Fでエンジン冷却水温が約56°C以下の場合は、目標エアミックスドア開度に応じて、最大約150秒間ブロアファンモーターを停止する。

規制が解除された後は、ブロアファンモーターに加える電圧を約3 Vに上げた後、ゆるやかに(約0.34 V/分)増加させて、足元に冷風を吹き出さないようにしている。なお、低水温起動風量制御時に、エンジン冷却水温が約56°C以上になった場合は、印加電圧の増加を約0.075 V/秒に、吹出口を手動でVENTにした場合は、冷却水温が約56°C以下であっても電圧の増加率を約1 V/秒(通常の起動風量制御)に切り換える。
規制が解除された後は、ブロアファンモーターに加える電圧を約3 Vに上げた後、ゆるやかに(約0.34 V/分)増加させて、足元に冷風を吹き出さないようにしている。なお、低水温起動風量制御時に、エンジン冷却水温が約56°C以上になった場合は、印加電圧の増加を約0.075 V/秒に、吹出口を手動でVENTにした場合は、冷却水温が約56°C以下であっても電圧の増加率を約1 V/秒(通常の起動風量制御)に切り換える。
車室内高温時起動風量制御ブロアファンモーター起動時でエバポレーター温度が高い(吸込温度センサー検出温度約35°C以上)ときは、熱風が吹き出すのを防止するため、冷媒によりエバポレーターが冷やされる時間(約3秒間)ブロアファンモーターをOFFする。
アクチュエーター作動時風量制御モードドアアクチュエーター作動時で、なおかつブロアファンモーター印加電圧が約8.5 V以上の場合、ブロアファンモーターへ加える電圧を最大約8.5 Vとして風量を抑え、モードドアが滑らかに動くようにしている。この場合、ファンスピードの表示は変化しない。
吹出口制御吹出口はコントローラーのモード調節ダイヤルを操作することにより手動選択又は自動制御となり、AUTO以外では吹出口を固定しておくことができる。また、AUTO位置にするとオートアンプによる自動制御となる。
吹出口の自動制御時は、目標エアミックスドア開度、日射量をもとにオートアンプが算出した吹出風温度に応じてモードドア位置(VENT、B/L、FOOT)を選択する。
また、吹出口がFOOTの状態で外気温度が非常に低い場合に限り、D/Fが選択され、ウインドシールドガラスの曇り防止を図る。
吸込口制御ECMが、コンプレッサー(A/Cリレー)をOFFした場合、ウインドシールドガラスの曇り防止のため、吸込口を外気導入に固定する。
吸込口はコントローラーの吸込口スイッチを押すことにより手動又は自動制御が選択できる。吸込口はスイッチを押すごとにAUTO(自動制御)→ REC(内気循環)→ FRE(外気導入)→ AUTO(自動制御)に切り換わる。
表示灯が消灯しているときはAUTO、FRE及びRECのときはそれぞれの表示灯が点灯する。
吸込口の自動制御時は、室内温度、外気温度、日射量をもとにオートアンプが算出した目標エアミックス開度に応じて外気導入、20%外気導入、内気循環のいずれかを選択する。
モード調節ダイヤルがDEF位置のとき外気導入が選択される。
コンプレッサー制御
作動概要コントローラーのA/Cスイッチを押す、又はモード調節ダイヤルをDEF位置にすると、オートアンプからコンプレッサーON信号がBCMに入力される。
BCMはコンプレッサーON信号をCAN通信でECMに送信する。
ECMは各センサーの状態(冷媒圧力センサー信号やアクセル開度信号等)により、コンプレッサーがONできると判断すると、コンプレッサーON信号をCAN通信でIPDM E/Rに送信する。
ECMからコンプレッサーON信号を受信したIPDM E/Rは、IPDM E/R内のエアコンリレーをONしコンプレッサーを作動させる。
コンプレッサー保護制御圧力異常時コンプレッサー保護制御
冷媒圧力センサーにより検出した高圧側圧力が約2.74 MPa(約27.9 kg/cm2 ·G )以上又は約0.14 MPa(約1.4 kg/cm2 ·G)以下のとき、ECMによりエアコンリレーをOFFし、コンプレッサーを停止する。
コンプレッサーオイル循環制御エンジン水温が約56°C以下のとき、エンジン始動時に約6秒間コンプレッサーをONにして、コンプレッサーオイルを循環させる。
エバポレーター凍結保護制御吸込温度センサーにより検出したエバポレーター通過空気温度及び外気温度センサーにより検出した外気温度をもとに、オートアンプからの信号によりエアコンリレーをOFFし、コンプレッサーを停止する。
エアコンカット制御