Явления при нарушении связи CAN


CAN通信システムは複数のユニットが互いに信号を送受信している。CAN通信線に断線等の不具合が発生すると、各ユニットが制御に必要な信号を送受信できなくなる。よって不具合箇所に関連した複数のコントロールユニットが作動不良又はフェイルセーフモードになる。
 
 不具合事例
参考:
各ユニットのフェイルセーフ時の現象やCAN通信線の結線順は車種によって異なる。
 
 例:A/T C/U分岐線断線時
SKIB8198J.JPG

ユニット名
主な現象
ECM
エンジントルクなどの制御ができなくなり、変速ショックが大きくなる
BCM
リバース警報が鳴らない
EPS C/U
正常に作動
コンビネーションメータ
・シフトポジションインジケータとO/D OFF表示灯が消える
・警告灯が点灯する
ABSアクチュエータ・C/U
正常に作動
A/T C/U
作動に影響はない
IPDM E/R
正常に作動

 
 例:DDL2診断コネクタ分岐線断線時
SKIB8686J.JPG

ユニット名
主な現象
ECM
正常に作動
BCM
EPS C/U
コンビネーションメータ
ABSアクチュエータ・C/U
A/T C/U
IPDM E/R

■ 注意 ■
  • DDL2診断コネクタ分岐線断線時は、各ユニットのCAN通信信号の送受信に影響がないので現象はなにも起こらないが、必ず不具合部位を修復すること。
  • CAN通信システム上のユニットがすべてDiag on CANの車両は、下記の不具合が生じると、どちらもCONSULT‐IIIを使ってのCAN診断ができない。不具合の特定は、現象により判別する。下記より差異を理解し、不具合部位を取り違えないよう注意すること。


不具合
現象の差異
DDL2診断コネクタ分岐線断線
正常に作動
CAN‐H、CAN‐Lのハーネス短絡
ほぼ全てのユニットが作動不良、又はフェイルセーフモードになる

 
 例:DDL2診断コネクタ〜ABSアクチュエータ・C/U間幹線断線時
SKIB8199J.JPG

ユニット名
主な現象
ECM
エンジントルクなどの制御ができなくなり、変速ショックが大きくなる
BCM
・リバース警報が鳴らない
・フロントワイパSWを間欠にしても連続作動する
EPS C/U
ステアリングが重くなる
コンビネーションメータ
・シフトポジションインジケータとO/D OFF表示灯が消える
・スピードメータが0表示のまま
・オド・トリップメータが停止する
ABSアクチュエータ・C/U
正常に作動
A/T C/U
作動に影響はない
IPDM E/R
キーSW ONで
・ヘッドランプ(Lo)が点灯する
・クーリングファンが回りっぱなしになる

 
 例:CAN‐H、CAN‐Lのハーネス短絡時
SKIB8200J.JPG

ユニット名
主な現象
ECM
・エンジントルクなどの制御ができなくなり、変速ショックが大きくなる
・エンジン回転数が低下する
BCM
・リバース警報が鳴らない
・フロントワイパSWを間欠にしても連続作動する
・ルームランプが点灯しない
・エンジンが始動しない(キーSW OFFの状態で不具合が起きたとき)
・ステアリングロックが解除できない(キーSW OFFの状態で不具合が起きたとき)
EPS C/U
ステアリングが重くなる
コンビネーションメータ
・タコメータ、スピードメータが動かない
・警告灯が点灯する
・表示灯が点灯しない
ABSアクチュエータ・C/U
正常に作動
A/T C/U
作動に影響はない
IPDM E/R
キーSW ONで
・ヘッドランプ(Lo)が点灯する
・クーリングファンが回りっぱなしになる