Явления при нарушении связи CAN
CAN通信システムは複数のユニットが互いに信号を送受信している。CAN通信線に断線等の不具合が発生すると、各ユニットが制御に必要な信号を送受信できなくなる。よって不具合箇所に関連した複数のコントロールユニットが作動不良又はフェイルセーフモードになる。
不具合事例参考:
各ユニットのフェイルセーフ時の現象やCAN通信線の結線順は車種によって異なる。
例:A/T C/U分岐線断線時| ユニット名 | 主な現象 |
| ECM | エンジントルクなどの制御ができなくなり、変速ショックが大きくなる |
| BCM | リバース警報が鳴らない |
| EPS C/U | 正常に作動 |
| コンビネーションメータ | ・シフトポジションインジケータとO/D OFF表示灯が消える ・警告灯が点灯する |
| ABSアクチュエータ・C/U | 正常に作動 |
| A/T C/U | 作動に影響はない |
| IPDM E/R | 正常に作動 |
例:DDL2診断コネクタ分岐線断線時| ユニット名 | 主な現象 |
| ECM | 正常に作動 |
| BCM | |
| EPS C/U | |
| コンビネーションメータ | |
| ABSアクチュエータ・C/U | |
| A/T C/U | |
| IPDM E/R |
■ 注意 ■
- DDL2診断コネクタ分岐線断線時は、各ユニットのCAN通信信号の送受信に影響がないので現象はなにも起こらないが、必ず不具合部位を修復すること。
- CAN通信システム上のユニットがすべてDiag on CANの車両は、下記の不具合が生じると、どちらもCONSULT‐IIIを使ってのCAN診断ができない。不具合の特定は、現象により判別する。下記より差異を理解し、不具合部位を取り違えないよう注意すること。
| 不具合 | 現象の差異 |
| DDL2診断コネクタ分岐線断線 | 正常に作動 |
| CAN‐H、CAN‐Lのハーネス短絡 | ほぼ全てのユニットが作動不良、又はフェイルセーフモードになる |
例:DDL2診断コネクタ〜ABSアクチュエータ・C/U間幹線断線時| ユニット名 | 主な現象 |
| ECM | エンジントルクなどの制御ができなくなり、変速ショックが大きくなる |
| BCM | ・リバース警報が鳴らない ・フロントワイパSWを間欠にしても連続作動する |
| EPS C/U | ステアリングが重くなる |
| コンビネーションメータ | ・シフトポジションインジケータとO/D OFF表示灯が消える ・スピードメータが0表示のまま ・オド・トリップメータが停止する |
| ABSアクチュエータ・C/U | 正常に作動 |
| A/T C/U | 作動に影響はない |
| IPDM E/R | キーSW ONで ・ヘッドランプ(Lo)が点灯する ・クーリングファンが回りっぱなしになる |
例:CAN‐H、CAN‐Lのハーネス短絡時| ユニット名 | 主な現象 |
| ECM | ・エンジントルクなどの制御ができなくなり、変速ショックが大きくなる ・エンジン回転数が低下する |
| BCM | ・リバース警報が鳴らない ・フロントワイパSWを間欠にしても連続作動する ・ルームランプが点灯しない ・エンジンが始動しない(キーSW OFFの状態で不具合が起きたとき) ・ステアリングロックが解除できない(キーSW OFFの状態で不具合が起きたとき) |
| EPS C/U | ステアリングが重くなる |
| コンビネーションメータ | ・タコメータ、スピードメータが動かない ・警告灯が点灯する ・表示灯が点灯しない |
| ABSアクチュエータ・C/U | 正常に作動 |
| A/T C/U | 作動に影響はない |
| IPDM E/R | キーSW ONで ・ヘッドランプ(Lo)が点灯する ・クーリングファンが回りっぱなしになる |