Центробежный механизм отмены

 
 機能

遠心キャンセル機構は、従来のチェックボールに代えて遠心油圧を相殺する機構で、ハイクラッチドラム回転時に発生する遠心油圧を打ち消し、ハイクラッチの引きずり防止及び全回転で安定したハイクラッチピストン押力を得られる。
 
 構造・作動

クラッチ室に対向する遠心キャンセル室を設定した。遠心キャンセル室にはオイルポンプの専用油路からA/Tフルードが常に充填されている。

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  • クラッチ圧非作用時
    • ハイクラッチドラムが回転するとクラッチ室のA/Tフルード残油に遠心力が作用し、ハイクラッチピストンを押そうとするが、遠心キャンセル室に充填されているA/Tフルードにも遠心力が作用するため、ハイクラッチピストンを押し戻す力が働く。このため、双方の力が相殺されハイクラッチピストンは動かずハイクラッチの引きずりを防止する。
  • クラッチ圧作用時
    • クラッチ圧がクラッチ室に作用すると対向する遠心キャンセル室の油圧とスプリング力に打ち勝ってハイクラッチピストンが押されハイクラッチを締結させる。このとき、クラッチ室のクラッチ圧に作用する遠心力は遠心キャンセル室に作用する遠心力と相殺されるため、ハイクラッチドラムの回転数による遠心力の影響がなくなる。このため、全回転で安定したハイクラッチピストン押力が得られ、滑らかな変速特性を可能としている。
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